高校での学び
クラス編成
本校には「東医」「α(アルファ)」という2種類のクラスが設置され、難関大学現役合格に必要な学力を身につけることを目標としています。各クラスとも3年間という限られた時間の中で目標を達成するために、2年次から文系・理系および習熟度別に授業クラスが編成されています。将来の志望と自らの興味・適正に合わせ、科目を選択できます。3年次には、志望する大学の入試形態に合わせた授業クラスが編成されます。最大限の効果が得られるよう、個々の志望に応じた入試対策演習を重ね、第一志望校合格をより確実なものにします。
アクティブ・ラーニング
教師が一方的に生徒に知識を伝達する講義形式ではなく、課題研究やグループワーク・ディスカッション・プレゼンテーションなど、生徒が自ら頭を使って考えたり、議論したりするような教育を行っています。
本校では、学びにおける基礎基本を徹底させることを教育の根幹と考え、その上で個性と応用力・表現力を育むという観点からALを導入しています。大学受験は通過点と考え、先を見据えた教育を展開していきます。
校外AL
高校1年 信州AL
マクロとミクロ、多角的視野の構築
信州松本を中心に、自然体験・調査学習を行います。例えば、日本が誇る山岳景勝地の上高地では、大自然の中で生物学的観察を行い、環境と人間の関わりについて考察します。また、飛騨高山では、江戸時代の町屋が残る町並みを散策し、日本の生活と文化に触れ、自国に対する理解を深めます。
高校2年 アメリカAL
修学旅行。世界文化経済発展の先覚者として自覚をもつ。
事前にアメリカの文化や地理・歴史、言語など、生徒はそれぞれに学びを深めています。そしてアメリカの文化に自ら肌で触れることで、より大きな世界を実感し、世界と自己の関わりを見つめ直すきっかけを作ります。ニューヨークの街を歩き世界規模の経済を知り、ワシントンの博物館群を歩き世界規模の文化を知ることができます。また、ボストンでは現地の高校を訪問し、同じ授業を受け、一緒に食事をする中で、人種・言語を越えた、人と人のつながりを強く意識するようになります。
校内AL
Global Studies Program
有志で募集しているGlobal Studies Programでは、生徒4~5人に1人海外一流の大学生や大学院生が付き、自分自身についての問題からグローバルに至るまでの様々なテーマについて英語でディスカッションやグループワークを行います。
土曜AL
土曜日には自由選択の授業があり、全部で約40ある講座の中から自分の好きな講座を選択します。自分たちでオリジナルのイラストを作り、世界に1つだけのLINEスタンプを作る講座や、自分たちでメロディーや歌詞を全て自作する「J-ROCK研究からの音楽制作」、新聞社で実際に働いていた教員による「取材の極意に迫る」講座などユニークな講座も多くあります。
各教科のAL
国語
読解力・記述力・表現力をトータルに使いこなす。
情報化やグローバル化が急速に進む現代社会で活躍するには、多角的な視点で情報を捉え、冷静に分析する思考力や判断力が重要です。国語の授業では、従来型の読み・書き中心の学習に加えて、情報端末を活用して様々な学問の言説に触れる機会を増やしています。
自分と異なる立場の意見を受け止め、考えたことを文章やスピーチで発表する訓練を通じて、読解・記述・表現といった総合的な国語力を育成しています。
英語
自分の気持ちを英語で表現できる喜び。
英語では身体・五感を駆使して、コミュニケーションの楽しさを感じながら、英語力の定着を図っています。たとえば、生徒同士が2人1組で向かい合い同時に英文の音読を行い、音読スピードを競うゲームをしたりしています。またAETによる「国際理解」の時間が設定されています。英会話や英語のスピーチをしたり、英文の手紙を書いたりすることを通して、英語で自分の気持ちを表現できる喜びを感じられるような取り組みが行われています。
数学
基礎理解の上にある確かな創造力を培う。
数学は必要最小限の定義から、論理がつながり広がっていく学問であり、誰もが共通の概念のもとで正しさを主張することができます。生徒たちは与えられた問題を解決するだけにとどまらず、そこから新しい問題を設定し、日々教員や友人と議論を交えています。問題に内包される基礎を理解し、論理構造を明らかにすることで、数学的思考力・創造力を培っていきます。
社会
「地歴・公民」は「暗記科目」ではありません。
「なぜ、ピラミッドは造られたのか?」「なぜ、産業革命はイギリスから始まったのか?」「なぜ、大国アメリカはベトナムから撤退したのか?」……。
資料調査・論理的思考・多面的考察・発表などを協働作業で行っています。大学での一般教養課程レベル(「経済学概論」「メディア論」など)にも通じる内容です。
理科
現地の鉱物や自然を想像できるまで。
社会科と連携して、校外ALの実地研修から多くのことを理解し実感できるようにします。前提となる知識を習得することで、現地の鉱物や植生を想像できるまで事前学習を深めます。普段の授業では100以上の実験器具を用いて、数多くの実験を行っています。ココアパウダーと小麦粉を使って地層・断層を再現してみたり、想像力・創造力を養う授業を展開しています。
専門
教科
専科はALの宝庫。
専門教科はALの宝庫です。情報の授業では、商品開発チームの一員という前提で、新商品を考え、パワーポイントを駆使してプレゼンを行います。どんなアイディアが必要とされているのか、どんな見せ方をすれば商品として売り出すことができるかなどを考えます。
探究AL
探究学習とは、その名の通り、自ら課題を設定し(「探」し)、それに対して試行錯誤しながら答えを見つけていく(「究」める)学習です。
生徒がこれから生きていく時代は、少子高齢化の加速、AIの台頭、グローバル化の進展など、これまで「正解」や「常識」とされていたものが180度変わるような時代です。その中で、教師が立てた問いに対し生徒たちが正解を探すのではなく、生徒自身が問いを立てて、その答えを主体的に探していく力、これまでの正解にとらわれず、常識を疑い、自ら新しい時代を生き抜く力を身に付けることが求められています。
本校では、「主体性」や「課題設定・解決能力」だけでなく「協働性」「実行力」「表現力」など周りの仲間と活動し発表する機会を多く設け、これからの時代を力強く生き、また社会に求められる人材の育成を目指しています。
世界初の快挙!?ナガサキトラザメの孵化に成功!
世界中の港、漁業の方に協力をしていただきながら様々な種類の魚を収集し、研究しています。
世界初!?となる超貴重なナガサキトラザメの孵化の撮影にも成功し、その様子はテレビでも取り上げられました。「魚たちの生きた証を残し、多くの人に魚の面白さを知ってほしい」という思いを胸に、これからも研究を続けます。
最年少15歳で行政書士試験に合格!
合格率10.7%という狭き門を見事突破し、最年少となる15歳で行政書士試験に合格しました。行政書士は、様々な行政手続きにおいて、幅広い知識と経験が必要となるため、試験内容も多岐にわたります。
学校の勉強を疎かにせず、時間を見つけて試験勉強に取り組むことで、見事に合格をつかみました。
全国クイズ甲子園で日本一に輝く!
TBS「東大王 全国クイズ甲子園2021」にて、300チーム以上がエントリーしている中で、見事なチームワークを発揮し、全国優勝を果たしました。
クイズ研究部へ所属し、部員や顧問の先生と共にクイズを楽しみながら、目標に向けて日々一生懸命努力を続けてきた3人。好きなことを極めることが、最高の結果へとつながりました。