理科研究部【合同】 最新情報

【中高理科研究部】川の再生交流会2025および 大宮東ロータリークラブ例会 の参加報告

2025年03月25日

 2月8日に埼玉会館で開催された埼玉県主催の「川の再生交流会 2025」に、高校2年の古里君が参加をしました。第一部は全体会で講演を聴講し、第二部のポスターセッションにおいて自身の研究成果の発表をおこないました。更に、第三部としておこなわれた分科会には、研究に取り組んでいる分野と関連するテーマの分科会に出席しました。

写真 川の再生交流会2025(2025.2.8開催)のポスターセッション.jpg

~高校2年 古里君の感想~ 

今回「川の再生交流会」に参加し、ポスターセッションでの発表や分科会を通じて、これからの河川環境や河川生態系保全について多くの学びを得ることができました。第一部の全体会では、憧れている五箇公一先生の講演を拝聴することができました。五箇先生は、生態系保全について語る中で、外来種問題を中心に、私達人間がどのように生態系に影響を与えているのかを具体的な事例を交えて解説されました。特に、外来種の拡散が在来生態系に与える影響や、それを防ぐための対策についてのお話は印象的で、単に種を「守る」だけでなく、状況に応じた適切な管理の必要性を強く感じました。 

またポスターセッションや分科会を通じて、河川の生態系保全には行政の適切な関与が必要であり、地域の特性を考慮した管理が求められることを再認識しました。さらに、理科研究部が調査対象にしている芝川だけでなく、他の地域の事例を知ることで、河川ごとに異なる課題があり、それぞれに適した保全の形が求められることを実感しました。河川環境の維持管理で行政の役割は大きいものの、市民や保全団体などの協力も不可欠であり、多様な視点からの取り組みが重要だと感じました。 

今回の経験を活かし、理科研究部でおこなう芝川の水質調査においても、今後はより多角的な視点から調査・考察を行いたいと考えています。また、私自身も生態系について多様な視点から学びを深め、大学での学びに役立てていきたいと思います。 

 

 

 また、3月12日(水)に武蔵野銀行東大宮支店(会議室)で開催されました大宮東ロータリークラブ例会の卓話におきまして、発表をさせて頂きました。こちらの発表は口頭発表形式でおこない、例会には高校1年の宮下君と横尾さんも出席をさせて頂き、先輩のプレゼンを見て学ぶ機会にもなりました。 

写真 大宮東ロータリークラブ例会(2025.3.12開催)の発表.jpg

こちらをクリックすると発表資料がご覧いただけます

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