理科研究部【合同】 最新情報

2024年11月

【中高理科研究部】2024年度大菩薩ジオツアーの参加報告

2024年11月20日

2024113日(4日()の1泊2日大菩薩ヒュッテとその周辺地域(山梨県甲州市)において開催された「大菩薩ジオツアー」に、高校2年の前君と田中君が参加をさせて頂きました。

株式会社 ダンク(ジオトレアカデミー事業部)と東京都立武蔵高等学校山岳部同窓会(顧問の荒井が所属)との共催で開催されました。メイン講師として筑波大学大学院生命環境系の元教授 久田健一郎先生が、ご指導下さいました。

前君は、昨年度に続き2回目の参加、田中君は今回初めてのジオツアーでした。2人とも、理科研究部で夏休みに大菩薩ヒュッテを宿泊地として実施をした天体観察・科学観察合宿に参加をしており、大菩薩ヒュッテへの宿泊は、田中君が2回目、前君は4回目になりました。 

~田中君の感想~ 

今回は久田健一郎先生に大菩薩の地質についてまた11日に発生した大地震(令和6年能登半島地震)について現在わかっていることを教えていただきました。はじめに大菩薩ヒュッテ内でおこなわれた2時間程度の講義は、とてもためになりました。また、実際に大菩薩峠の山頂まで登る過程で足元の石を見ることで、大菩薩がどのようにして形成されたかや、周りの山々との関係等普段よりも視野を広げて考える時間を過ごすことができました。ヒュッテでの1泊2日の生活は日常生活とはかけ離れていて、ネットすら繋がらず、焚き火で暖をとるような生活でした。普段とは一味違う生活を送れたことも、参加をした価値があったと思います。さらに私は幸運なことにヤマネを見ることができました。こんな経験は滅多にできないと思います。とても刺激的で楽しく有意義な2日間でした。機会があればまた行きたいです。 

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【中高理科研究部】第52回埼玉私学文化祭 研究発表部門にて芸術文化連盟賞と優秀賞を受賞しました。

2024年11月07日

理科研究部  第52回(2024年度)埼玉私学文化祭 作品展 研究発表部門の報告 

11月2日(土)~3日(日)に埼玉会館の展示室において開催されました第52回私学文化祭作品展の研究発表部門に、生徒3名が出品させて頂きました。一般公開に先立ち、11月1日(金)におこなわれた審査の結果、下記のとおり受賞をすることができました。 

 

◎高校2年 中嶋君 

 「持続可能な社会を意識した素材キチンを蟹の殻から細菌を通じて抽出するプロセスの検証」 

・・・ 埼玉県私立学校芸術文化連盟賞 

高校2年 古里君 

 「水温上昇及び水質の変動が河川生態系に与える影響とその将来展望 -芝川を事例として-」 

・・・ 優秀賞 

高校1年 徳田君 「令和6年能登半島地震の各種データから読み解ける教訓と対話的な探求 

               ~現地を訪れて分かったこと~ 」 

・・・ 佳作 

 

112日(土)は終日雨天だったにもかかわらず、多くの方に埼玉会館の展示室に来場頂きました。出品者の生徒たちは、ポスターの前に立ち、研究の成果を分かり易く語りました。理科研究部の卒業生や、昼過ぎに学校が放課となった部員にも、来場頂くことができました。卒業生は、高校在学時や現在大学で学ばれている経験も活かして、生徒に研究内容に関するアドバイスをして下さいました。

一般公開2日目の113日(日)は、午後から表彰式がおこなわれました。表彰式に続いて、交流会(ポスターセッション)が開催され、各校の理科研究系の部活動で取り組まれている25の研究発表がポスター展示されました。交流会では、学年や学校の枠を超え、また中学生から大人まで会場に集った皆さんにより、各ポスターの前で議論が盛り上がりました。


発表をさせて頂いた生徒たちも、見学に来場された生徒たちも、多種多様な研究に触れることで今後の自身の活動に活かしてくれるものと期待しております。おわりに、研究活動や発表用ポスターの作成にご協力頂いた皆様、会場へお越し頂いた皆様に、深く感謝を申し上げます 

表彰式で表彰を受ける古里君.png

【中高理科研究部】 卒業生による「第4回栄東ラボ」を開催しました

2024年11月01日


10月26日(土)の午後に、標記の第4回栄東ラボを開催致しました。
今回は、「みんなで考える神経ネットワーク」でした。43期の岡田祥功君・片桐蓮君、41期の島村泉里君が講師を務め、中学1年生~高校2年生までの20名程の生徒が参加をしました。参加をされた生徒の感想と活動の様子の写真を掲載致します。

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星野君(高校1年生)の感想

 第4回栄東ラボでは、神経系について学習した。始めに神経の種類や働き、どのように情報を伝達しているのかについて講義を受けた。高校1年生は、今回の中間テストの生物の範囲で神経系の働きについて学んでいたため、講義内容をスムーズに理解することが出来た。その後、アクティブラーニングとして感覚神経の情報伝達速度を、実験方法から実証まで参加者のみで考え求めた。
このラボでは、学校の授業では学べないような詳しい話も聞くことができた上に、現役大学生の先輩方による講義ということで質問もしやすく、楽しみながら学ぶことができた。栄東ラボは好奇心を満たしながら学習して 、知識を深めることが出来る貴重な機会である。次回もぜひ参加したい。

 

藤原さん(中学3年生)の感想

 私が参加した今回の栄東ラボは、現役医学部生が教えてくれました。始めの講義では、神経はどのような働きをしているか、予想を立てながら先生の解説を聞きました。未履修のはずの中学1年生が活躍していました。
 次に「感覚神経の伝達速度を計る」というテーマで、実験の計画から実際の速度との比較までを行いました。神経伝達速度の実験があることについては授業で教わりましたが、中枢神経や運動神経を含まない数値については考えませんでした。学年を越えて案を出し合い、試行錯誤しました。
 計算結果は実際より速くなってしまいましたが、知識よりも大切なことも学びました。データの前提を確認すること、数値を求めるときは範囲に気をつけること、3,4人との対話で大人数を動かすことなどです。 理科を楽しむためにも数字と仲良くなりたいと思いました。

第4回栄東ラボ(講座のまとめ)2024.10.26.jpg第4回栄東ラボ(参加者で議論中)2024.10.26.jpg

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