理科研究部【合同】 最新情報

2021年6月

【理科研究部】日本地球惑星科学連合2021年 学会(JpGU2021)参加報告

2021年06月07日

 昨日6月6日オンラインで開催されました日本地球惑星科学連合JpGU2021年大会の高校生セッションに、高校3年10組の篠田海遥君が参加をさせて頂き、ポスター発表を致しました。栄東中学1年の時に地震学の基礎学習に着手し、中学2年より研究に移行、昨年度高校2年は自身で研究テーマを見つけて、昨日の学会ではその研究の成果を発表させて頂きました。
 ポスターセッションに先立ち、ズームミーティングで行われたポスターの概要説明口頭45秒間では、スライド1枚を画面共有し、研究のポイントを堂々と述べることが出来ました。下の写真は、その時の様子パソコンの画面です。
 続いて行われたポスターセッションでは、各発表毎にブレイクアウトルームが用意され、そこに入ってきて下さった研究者の方々へ、ポスターを画面共有して研究成果を丁寧に説明しておりました。静岡大学理学部地球科学科の地震学がご専門の研究者からは、「今後の地震に備えて、流言による被害を抑えるための具体的な取り組みを考察すると良い」等、有意義なアドバイスを頂き、「この研究について、1人でも多くの人に広めて欲しい」とのたいへんありがたいお言葉も頂きました。また、現在東京大学の大学院で地震の研究に取り組んでいる本校理科研究部の卒業生もブレイクアウトルームに入って下さり、「多種多様ある引用文献に関して、一次資料と二次資料とを区分する重要性」等について、篠田君にアドバイスをして下さいました。
 今回の学会に向けて、教職員の皆様方・卒業生の方々・理科研究部の生徒たちには、予稿原稿日本語・英語やポスターの添削を初め、温かく見守って頂きましたことまで、深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。今回の学会で頂いた各助言も踏まえ、これまでの成果を論文にまとめ、6月末を目安に学術誌『歴史地震』に投稿する査読を頂く予定です。引き続き、ご指導をよろしくお願い申し上げます。

2021年6月7日 理科研究部顧問 荒井賢一

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