「歴史地震31号」に投稿する論文の調査を昨年11月22日に岩手県宮古市の田老地区で行い、再調査を本年1月31日に実施しました。調査では三陸地震に関する石碑を判読し、先人たちの思いに触れてくることができました。
田老地区には明治29年と昭和8年に起こった三陸地震の大津波が襲来し甚大な被害をもたらしました。地区には多数の石碑が残されており、その内容も被災当時の状況を書き記したものから慰霊碑、教訓を書き記したものなど内容も多岐にわたり、様々な内容を読み取ることができました。
田老地区は平成23年の東北地方太平洋沖地震においても甚大な被害を受けた地区であり、被災地の現状を見ることができました。復興工事はまだまだ進んでおらず、私たちも引き続き支援を続けていく必要があると改めて感じさせられました。また、田老地区には昭和三陸地震の後、地区の住人らが建設した巨大な防波堤が建てられていましたが、東北地方太平洋沖地震の大津波によって大きく破壊されていて、改めて津波の恐怖を感じさせられました。次年度以降の活動においても三陸地震の石碑調査を行っていきたいです。
理科研究部【合同】 最新情報
三陸巡検を実施しました
2016年03月25日
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