過去の地震に関する論文をまとめている学術誌『歴史地震』に『埼玉県さいたま市に残る1923年関東地震に関する石碑 その2』(石黒・他(2015))が掲載されました。また、さいたま市に残されている関東地震に関する石碑をまとめた論文について2014年と2015年の5月に日本地球惑星科学連合大会高校生セッションでも発表しました。
理科研究部では1923年関東地震がもたらした脅威や教訓を後世に残していく取り組みを行っています。毎年、埼玉県内のある地域について、その地域内に存在する1923年関東地震についての石碑の調査を行い、その結果を学術誌『歴史地震』に投稿しています。
石碑の調査は地域の図書館にある文献を参考に行っています。しかし、文献の記述と異なる場所にあったり内容が違ったり、そもそも存在しないこともあったりするなど苦労することも多いです。その分、完成した時の達成感は大きいです。この活動は過去の教訓を知る良い機会になっています。