昨年度はSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)の活動として、地震と芝川について研究しました。地震については、歴史地震・最新技術・マスコミ(伝え手)という3つの視点から研究し、また岩手県および宮城県へ東北地方太平洋沖地震津波の被害状況の調査に行きました。芝川については、調査地点を精査し、上流から下流までの水質および生息生物の一斉調査を行いました。
これらの研究成果は、5月20日(日)に幕張メッセ国際会議場で開催される日本地球惑星科学連合2012年大会(高校生セッション)でポスター発表を行います。
本年度もSPPの活動として、地震についての研究を行います。テーマは、『首都圏が被災した歴史地震の継続調査とリアルタイム地震観測 ~過去の被害地震に学び、地震活動の現況を把握し、将来に備える~』です。歴史地震について、昨年度よりも調査する地震の事例や地域を拡充して直下型地震についても研究をします。また、校内に地震計を設置して、地震観測にも取り組みます。
1988年から受け継がれてきた芝川の研究も継続します。昨年度よりも調査方法を改良して上流から下流までの一斉調査を行い、より信頼度の高いデータを得るようにします。また、芝川の清掃活動を実施して水質汚染の原因を把握します。さらに、流域の住民の方へ「芝川をどのように考えているか」というアンケート調査を実施し、結果の集計・分析を行います。