軟式野球部【中学】 最新情報

2018年10月

さいたま市 新人体育大会 第3位入賞! 県大会出場!!

2018年10月16日

さいたま市 新人体育大会 第3位入賞! 県大会出場!!

9月29日(土)から行われた新人体育大会において、本校野球部が、さいたま市を勝ち上がり、県大会に出場することになりました。県大会出場は2年ぶりで、新人体育大会の県大会出場は12年ぶりという快挙でした。

8月初旬に行われた夏季大会の時には常盤中学校に5回コールド負けをしていた現在のチームは、お世辞にも能力に恵まれたチームではありませんでした。自分たちの弱さを自覚して、練習や練習試合などで、できることを一つ一つ増やし、一回戦突破を目指して臨んだ新人体育大会で、生徒が少しずつ成長する姿をご紹介します。

1回戦 対 指扇中学校

新人戦の初戦なので両チーム緊張感にあふれた試合前、ウォーミングアップで大きい声を出し、自分たちにできることを確認し「後悔しないようなプレー」をテーマに試合に入る。お互いにヒットは出るものの得点には結びつかない展開の中、3回の裏に1点を先制する。しかし、4回の表、すぐさま取り返されて1‐1の同点。天候が崩れ雨が強くなってきた6回の裏、相手の投手が制球に苦しむ中、自分たちのやるべきことをきっちり行い、一挙5点の猛攻。厳しい試合ではあったが、1-6で一回戦突破

2回戦 対 南浦和中学校

 台風を挟み、週が明けた水曜日に二回戦に臨む。いつものように大きな声で盛り上げる栄東独特のウォーミングアップで試合前の準備は万全。迎えた初回、いきなり先制点を挙げる。2回からは両チーム我慢の展開で、試合は中盤の5回表、相手の失策と四球でたまったランナーを5番バッターが右中間にスリーベースヒットを打ち、この回一挙4点。7回にお互い2点ずつを取り合い、7-2で勝利し、二回戦突破。

3回戦 対 木崎中学校

 この日は相手投手の出来が素晴らしく、栄東は全くランナーすら出せない状況。それでもバッテリーを中心にヒットを打たれても、カバーリングや盗塁阻止などでピンチをしのぎ、唯一の出塁となった4回の裏に、ヒットと相手の失策を絡めて待望の先取点。その1点を守り切り0-1で勝利。しびれる三回戦突破であった。試合時間は何と52分。チーム発足から最速の試合であった。これでベスト8目標を大きく上回る結果に喜ぶ選手たち。準々決勝に駒を進める。

準々決勝 対 植竹中学校

 勝てば県大会が決まるこの試合、相手は押しも押されもせぬ優勝候補。さすがに素晴らしい選手が多く、序盤から長短打を含め試合は押されっぱなし。それでも、粘って粘って、我慢して我慢して終盤まで0-0で進む。5回が終わった時点で相手の投手に一人のランナーも出せない状況。それでも前日に同じようなゲームを制してきた自信からなのか、生徒は堂々とした戦いぶり。精神力の強さにベンチは頼もしさを覚える。すると6回表に初めてのランナーがヒットで出る。二本のバントでランナーを3塁に置くと、相手投手のボールがワイルドピッチになり、先制点が入る。粘った甲斐がある展開になり、7回の表にも1点を加え2-0で勝利。県大会出場を決める。試合後の選手たちの誇らしい表情は忘れられない一瞬であった。

準決勝 対 与野東中学校

 県大会の出場は決めたものの、栄東中学校初の優勝を目指して、夏季大会優勝の第一シード校との対戦。持てる力を出し切って臨もうと気合は十分。初回、いきなり先制点を許すも、その裏すぐに2点を返し、戦えるメンタルを示す。しかしさすがに相手の攻撃力はすさまじく、破壊力と先生な攻撃を織り交ぜ、2回3回5回に2点ずつ挙げられる。7-2で迎えた6回の裏、打線がつないで何とか1点を返すが、反撃もそこまで。7-3で準決勝敗退

 今大会で一番思ったのは、我々大人がよく使う言葉「子供には無限の可能性がある」という言葉を、これほど強く実感したことはなかったという事です。野球というスポーツで勝敗を分ける要素には「打力・走力・守備力・投手力」などたくさんの要素がありますが、そのどの能力でも決して対戦相手より上だったと思う試合はありませんでした。それでも「精神力」という一点においては相手を上回っていたと思います。それが今大会の一番の収穫でした。それを踏まえた「総合力」を磨き、10月22日から行われる県大会でも、栄東中学校らしい野球をしてきたいと思います。

※ 試合内容につきましては臨場感を出すため上記の様な表現にさせていただきました。

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