「不便益のススメ」
著者:川上 浩司 / 出版者:岩波書店
この本は、「不便益」あえて不便な手法を用いることの有用性を説いた本です。
この本の著者である川上浩司さんは、「不便益」の第一人者で、自身も「不便益」なデザインを多く生み出しています。
例えば、京大で売られている素数にしか目盛りのない「素数ものさし」や、通った道がかすれて見えるようになる「かすれるナビ」などがあり、この本の中でも紹介されています。
この本を読むと「不便益」によって得られるメリットや、著者が「不便益」に注目するようになった理由、また「不便益」で斬新なデザインや商品、建築などのアイデアが詳細にわかります。
身の回りの「不便」の価値を見直すことができるのでおすすめです。
(中1 S.Kさん)