「深夜特急 3(インド・ネパール)」
著者:沢木 耕太郎 / 出版社:新潮社
インドは世界で二番目に人口が多く、貧困層が多いー
主人公の青年である筆者の沢木耕太郎は、
友人と「ユーラシア大陸を乗り合いバスだけで横断できるのか」という賭けをし、それに挑戦する。
この本はその挑戦を記した第3巻目。
インド・カルカッタから始まり、カジュラホまでのストーリー。
インドの美しさや観光地を知りたい、見たいという人には
残念ながらこの物語はおすすめできない。
なぜなら、この本で描かれるのはもっとディープなインド。
カースト制の中で暮らす人々の生活や街の様子だからだ。
そんなインドの知られざる姿に驚かされ、引き込まれるだろう。
(※「深夜特急」の第1巻が出版されたのは、1986年です。)
(中1 H.Aさん)