「あかりさん、どこへ行くの?」
著者:近藤 尚子 / 出版社:フレーベル館
同居している祖母が認知症を発症し、徐々に進行していく。
以前のあかりさん(祖母)とはどんどん別人になっていく姿を目の当たりにした
主人公「僕」の戸惑いや悲しみが、くわしく描かれている。
人が老いるということ、
老いは誰にでもやってくるということを実感することができる内容。
高齢化社会の現代において、家族とのつながり、
そして、地域社会とのつながりがとても大切なのだということを考えさせられる。
自分達だけで頑張り過ぎず、福祉のサポート等を上手に利用しながら、
家族全員の幸せを模索する。
(中1 M.Yさん)