「利休にたずねよ」
監修:山本 兼一/ 出版社:PHP文芸文庫
この話の中心となるのは小さなつぼ。
どんなにお金を積まれても、決して利休が手放そうとしなかった
このつぼを中心に、過去をさかのぼって話が進む。
さらに、それぞれの章で利休と関わりのある人物が主人公となって
利休の内面を明らかにする。
天性の才能をもつ利休に対する仙人のようなイメージが
すっかり無くなってしまうほど、
ハチャメチャな内面を持っている。
❝利休はなぜ切腹を命じられたのか❞という
解くことのできない歴史の謎に対して、
この利休の内面をもとに一つの答えをつくり出す、
ミステリー小説のような歴史小説。
(中学2年 H.Aさん)