「悪のしくみ(中学生までに読んでおきたい哲学)」
編集:松田 哲夫/ 出版社:あすなろ書房
中学生、高校生。
世の中で言えば、まだ子供の分類に入る。
けれども、この人間社会に生きている限り、
「悪」は身近にあふれている。
いじめ、万引き、人殺し。
「悪」は色々ある。
でも、私たちはどこを基準に「悪」と決めつけているのか・・・。
「法律で決まっている」といえば、それで終わってしまう。
他人の物を盗むことも、人間の肉を食べることも、
いつの時代においてもほとんど「悪」だけれど、
やむをえず「悪」をしてしまったとき、
誰が断罪することができるのか。
( 中学2年 T. Rさん )