『高慢と偏見』
著者:光文社 / 出版社:オースティン
映画化、舞台化もされたイギリスの名作
南イングランドの田舎町に住むベネット家の
次女エリザベスはとても聡明な娘でしたが、
彼女の母親は娘の結婚にしか興味がありませんでした。
ある日、彼女が住むお屋敷の近くに
資産家のビングリーという独身男性が越してきます。
身分の差や勘違い、すれ違いがある中で
繰り広げられる二人の恋愛模様。
お互いをどう見つめなおし、結ばれていくのか。
一見、ただの恋愛ストーリーのようにも思えますが、
物語の奥の深さに何度も考えさせられる作品です。
(文章:高校1年 Yさん)
『歴史とは何か』
著者:E. H. カー / 出版社:岩波書店
歴史は今と昔をつなぐ
1961年、E. H. カーはケンブリッジ大学で
歴史哲学の講演を行った。
この講演の中では、今の世の中でも通じる言葉を繰り返している。
「歴史とは、現在と過去の対話である。」
これは、各時代はそれぞれ独立したものではなく、
過去を語りながら現在と結びついていることを示している。
歴史と様々な分野における考え方を、
時に詳しい例を挙げつつ論が展開される。
(文章:高校2年 Yさん)