『夜と霧』
著者:ヴィクトール・E・フランクル / 出版社:みすず書房
アンネの日記と並ぶロングセラー
ナチスによるユダヤ人迫害について、
精神科医である作者の実体験をもとに書かれた本。
厳しい迫害や収容所での生活を経験しながら、
作者は精神科医ならではの視点で人々を観察します。
そして、「人々は飢餓状態などの極限状態にあっても
周囲の状況を考え、自分の行動を選択できる。」
ことに気がつきます。
ユダヤ人迫害に関する本は多数出版されていますが、
他の本と比べてあまり残虐な描写がありません。
読者から「自分の人生を変える本」とまで絶賛される
世界の名作です。
(文章:高校1年 Mさん)
『正義のミカタ』
著者:本多孝好 / 出版社:集英社
かっこいいことをするのが正義なのか?本当の正義とは。
高校時代まで筋金入りのいじめられっ子だった蓮見亮太が、
自分を変える為に大学受験をすることを決意。
晴れて合格して、「正義の味方研究部」に入部した亮太は、
元いじめられっ子の視点から、様々な事件に関わっていく。
正義とは一体何か。ヒーローが悪者を倒して平和を取り戻す、
そんな"かっこいいこと"をすることが正義なのか。
背伸びしなくていい。かっこ悪くたっていい。
そんな人にぜひ読んでほしい小説です。
(文章:高校2年 Sさん)