『14歳からの哲学』
著者:池田晶子 / 出版社:トランスビュー
物事を考えるということ
この本は、14歳に向けて、様々な具体例を通して、
やさしい言葉遣いで語りかけるように書かれた哲学の本です。
哲学の本といっても、
哲学者の難しい言葉が出てくるわけではありません。
生きていく上で重要な考えることを哲学と呼んでいて、
そのことに本気で対峙した本です。
自分ひとりでは考えつかなかった考え方や、
素晴らしい言葉に出会えて、
物事を自発的に考える力が身に付くと思います。
是非、読んでみてください。
(文章:高校1年 Yさん)
『大きな木』本田錦一郎 訳
著者:シェル・シルヴァスタイン / 出版社:篠崎書林
心うごかされる絵本
少年と大きな木のお話。
少年と大きな木は、お互いのことが大好きだ。
少年が小さい時は、いつも一緒に遊んでいた。
時がたち、少年は成長していく。
少年が大きな木に会う機会も少なくなっていった。
少年がたまに大きな木に会いに行ってもお願いばかり。
「お金が必要なんだ」「家が必要なんだ」
その度に木は自分を犠牲にして、
少年の願いを叶えていく。
そして遂には・・・。
この本のテーマは「無償の愛」です。
絶版となった本田錦一郎訳の
「だけど それは ほんとうかな。」
のフレーズにいつも考えさせられる作品です。
(文章:高校1年 Fさん)